日本にいる外国人に「Hello」はやめるべき


こんな動画を観ました。


この動画の投稿者ボビーさんは

・日本にいる外国人に「Hello」と声をかけるのはやめてほしい

・外国人=白人、英語圏出身の人という決め付けは、そうでない人にとって失礼になる

・英語は世界共通語という認識があるかもしれないが、英語を話せない人だっている

・日本にいるなら「こんにちは」で良い

ということをお話しています。

この動画のコメント欄には様々な意見が飛び交っていますが、日本在住の外国人たちはボビーさんの意見に賛成のようです。



日本にいる外国人に初対面で挨拶する場合「Hello」ではなく「こんにちは」というべき

という意見に対し、私は賛成です。



個人的な話をします。

私は今イタリアに留学中ですが、イタリア人から「Hello」と言われるよりは、「Ciao」と言われた方が嬉しいです。

「Hello」は、少なからず「あなたは外国人ですね」と、よそ者として扱われている感覚がなんとなくあるからです。

ですがイタリアは観光の国で、私の住んでいるフィレンツェは、街を歩くと現地のイタリア人より観光客が圧倒的に多く目につきます。

そういう環境の中イタリア人は、「外国人にイタリア語で話しかけても通じなかった」という経験を重ね、初めから外国人には英語で話しかけるようにしているのだと思います。

なので、「Hello」と話しかけられても決して嫌だとは思いません。


ではなぜボビーさんを初め、日本にいる外国人の方は「Hello」と言われるのが嫌なのか?

1.よそ者扱いされている気持ちになる

先ほど私が語ったように、現地の言葉で話しかけられない=よそ者扱いされているように感じる、という人がいると思います。

旅行で来ている方はさほど思わないかも知れませんが、留学のために来日している方や日本が好きで住みたいと思っている方、もしくは長年日本に住んでいて日本語が話せる方にとって、このよそ者扱いは傷つくことかもしれません。


2.挨拶は英語でしてくるくせに英語をまともに話せない

イタリアによくいるんです。
「コニチハ~w」などの知ってる言葉は繰り返し投げかけてくるけど、会話は一切できない方。
相手は、わずかでも日本語を話せば日本人は喜んでくれると思っているのかも知れませんがぶっちゃけうざい!!笑

これがもし、「こんにちは。なにかお困りですか?」と、ある程度しっかりした日本語で声をかけてくれたなら全然不快ではないと思います。

ボビーさん達外国人の方も同じように感じることがあったのではないでしょうか。


3.明らかにバカにしたニュアンスの奴がいる

イタリアにいるとアジア人というだけでバカにする対象として見てくる人がいます。

「Cinesewwww(中国人だww)」
「にーはおーwwアニョハセヨーww」
「Che bellawwww(なんて美人なんだwww)」←絶対思ってない
という感じです。

明らかにバカにされてるのがよくわかります。
(イタリア人よりも移民の人にされることが多い)

完全なる憶測ですが、日本にいる外国人の方もこれと似たようなことをされたことがあるのではないでしょうか?

おい!あそこに外人いるぞ!めっちゃ美人じゃんw背高いw
「はろーwwwwないすとぅーみーちゅーwww」

みたいな感じで。

露骨に草生やしてみましたが、こういうニュアンスって、案外外国人にもビシビシ伝わってると思います。

コメント欄には、日本在住のベルギー女性からのこんなコメントが。
このようにバカにしたニュアンスで外国人に接する日本人が少なくなってほしいです。



日本人は優しいので、「あ、外国人だ!きっと日本語わからないよね…英語で話しかけてあげよう!」という理由で「Hello」と声をかける人もいると思います。

ですが、英語を話すのは「I don't speak Japanese」と言われてからでいいと思います。もしくは明らかに日本語ができなくて困ってるっぽい時とか。
このぐらいの心意気でいいと思います。


Life is ひまつぶし

イタリア留学中女子の雑記ブログです。

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